井深大の言葉

井深さんの素晴らしい言葉。
“ 科学的なデータにもとづいて、リスクが少ないような決定を下す一方で、我々に課されている最大のテーマは、挑戦そのものに伴う鋭敏な精神を失わないようにすることである。 決して失敗を恐れてはならない。恐れて何もしなければ、老人の会社になってしまう。 「これがソニーにとって良いことだ」と思えば、思い切って実行すべきだ。 責任とは、それができる勇気を持つことだ。 世の中というのは激しく変わっていく。文章に書き残す秘訣などあり得ない。変化に対し上手に大局的見地から物事を把握し、絞り込んでやれる人を育てる事しかない。マーケットもハードもどんどん変わるのが現実の世界である。人のやらない新しいことを苦労してやり抜き、デマンドをこしらえる。 この苦労をいとわずやっておく事が必ず後になってものを言う。 だから私は常日頃、仕事をやる以上は汗と血の流れ込んだ仕事をやり、その結晶のにじみでた製品を世に送り出せと言っているのです。 いつの世にも通用するのは、何をやるんだというしっかりした思想を持った上で、人のやらない事を苦労してやり抜くことだ。 一人一人が職場にあってソニーの歴史に何を残せるか、自分で探し出して動ける事がソニーの一番面白い、働き甲斐のあるところなのです。(井深 大)”

特に「人のやらない新しいことを苦労してやり抜き、デマンドをこしらえる。」に強く共感します。