Posts

Showing posts with the label EMBA

説得の科学

Image
リーダシップを発揮し人間社会で何か物事を成し遂げる為には、最後は人を動かせるかどうかにかかってくる。人をその気にさせる説得の科学( Science of Persuasion)についての動画が勉強になる。人間の意思決定は以下の6つのショートカットに影響される為、これを上手く活用すると説得ができてしまう。 Reciprocity(互恵原理):最初に想定外のギブをすることで、人はお返しをしたくなる。) Scarcity(希少原理):希少な者を人は欲しがる。例えば製品の利点を説明するだけではなく、その独自性を説明し購入しなかった時に失うことを訴求すると人は買ってしまう) Authority(権威原理):人は権威に弱く、説得に際してはなぜ自分が信用できる知識を持った専門家で権威があるかを相手に伝えることが重要となる。また自分の専門性を他人から人に伝えさせることがとても効果的。 Consistency(一貫性原理):過去との一貫性を人はポジティブに判断する。最初に小さなコミットをさせると、次にそれと一貫性のあるより大きなコミットを人にさせることができる。 Liking(好意原理):人は自分が好意を持つ人に対して同意することを好む。人は自分と似ている人、自分を褒める人、共通のゴールに向けて自分に協力してくれる人に対して好意を抱く。交渉の前に個人情報を交換してお互いの似ていいるところを見つけるとお互いにとってよりよい合意が出来る。相手との類似点を見つけてまずは褒めた後に仕事の話をすると効果的。 Consensus(総意性原理):不確実性が高い時に、人は他人の行動を見て自分の行動を決める。利点を伝えるだけでなく、自分と似た他人が同じ事をしていること伝えるとより効果的に説得されてしまう。 最後は自分と他人の心を如何に操れるかが究極のテクノロジーになるのだと思う。

モチベーション

Image
リーダシップの授業で、Zoom上でクラスの皆が書き込んだそれぞれのモチベーションのグラフの合作。人々のモチベーションは様様であり、またれぞれのモチベーションも時期や状況に応じて変化することを表している。

FT世界EMBAランキング2021年:オックスフォードが12位に上昇

Image
  英フィナンシャル・タイムズによる2021年度の世界EMBAランキング で、オックスフォードが昨年の18位から12位に上昇。単独プログラムでは英国内1位、世界でも6位となり、LBSやINSEAD、シカゴ、MIT等よりも上位で評価が上がっています。毎度で恐縮ですがケンブリッジは25位で差を広げています。

Q'sグローバル・エグゼクティブMBAランキング2021:オックスフォード5位

Image
  今年のQ'sグローバル・エグゼクティブMBAランキング2021で、オックスフォードが世界5位になりました。シカゴ、INSEAD、ロンドンやコロンビアよりも評価が高いのは快挙では。特に14位のケンブリッジを大きく引き離したのがなによりです!

倫理学の世界

Image
  倫理学を解説した 慶應義塾大学商学部 杉本俊介 准教授)のウェブサイト 「 めくるめく倫理学の世界にようこそ 」。 訳語が実際の生活感から乖離してしまっているからでしょうか、 日本語だと倫理学はとても難解に見えます。 実際には人間社会と生活に直接関わる事項なので、とても大事で実は面白いテーマと思いました。訳語だと学者の屁理屈の集まりのように見えてしまいますが、身近の倫理や疑問に照らして考えることで、なるほどと思います。オリンピックなども恰好の事例でした。

企業のガバナンスと倫理

Image
  企業のガバナンスと倫理について。西欧倫理学は、ベンサムの功利主義、カントの義務主義、アリストテレスの徳(Virtue)の倫理の3系統。ベンサムは最大多数の幸福が禅とする考えで限界あり。カントの倫理は、自分の行為が汎用的な規範になるかどうか、人を手段としてではなく目的として扱っているかどうか、相手の合理的判断を阻害せず自律性を尊重しているかという観点。アリストテレスは徳を積む倫理。その上で、個人ではなく組織である企業の倫理はどう形成されるか、誰が責任をもつのか。まず企業或いは会社は契約の結びつき(Nexus of Contracts)であるだけではく、どのような契約をするかの意思や態度を構成するコーポーレト・マイインド(企業意思)と、対外的な約束であるメタ契約から構成される。メタ契約は株主に対してだけ行うか、それともステークホルダー全体に対して行い取締役会がその全体の最適化を司るのかといういつもの議論。ガバナンスとはメコーポレート・マインドがメタ契約にきちんと従う事を担保する仕組みのことで、良いガバナンスができていても悪い事をする会社もあり倫理とは関係ない。  また、企業や組織の目的は推論ジレンマの通り、個々人の目的とは異なるものが合意形成の仕方に依存して決まる。その上で、企業の倫理の軸はなにか。それは徳を積む事であり、徳は稽古する(Practice)を通じて積まれるもの。

推論的ジレンマ

Image
フィリップ・ペティットの言う推論的ジレンマ( Discursive Dilemma )は大変興味深い。人間の集団である組織の目標は、構成する個々人の目標とはいずれも一致せずに異なるものとなり、かつその組織の目標はその決定方法に依存する。  

日本人の倫理学

Image
引き続きガバナンスと倫理のエッセイを書いておりますが、日本人の倫理学というのも考えたいテーマです。 現在の日本では宗教の影響が比較的少なく、倫理について自分を含めてあまり向き合っていない気がします。日本では人への迷惑と人の目を気にする観点での道徳的要素が大きいでしょうか。特に古い世代には儒教の影響が強く、意識が高い経営者は論語を読む。 SDGsもそうかと思いますが、日本では他人の尺度に依存をしてしまう傾向が強い気がします。 それなので大臣や官僚のトップが罪を犯したり悪い事をしているのを見ると多少の事はいいのではないかと思ってしまう事になるのではないかと心配してしまいます。 またそのような事をする人たちに表面的な言葉で諭されたとしても白けるだけとなるでしょう。 倫理学は善悪を論理から導こうとする普遍的な試みであるのに対し 、道徳は心の持ち方を説くもので異なるものです。道徳は宗教や文化への依存が大きく、また 以前の修身のように国家による思想統制のツールとして利用される危険もあります。 今更、西洋と東洋を区別する必要もないですが、西洋の倫理学は善いことと悪いことの判断軸を、他人の目ではなく、自分の頭で論理的に詰めて考える所に西洋であろうが東洋であろうが学ぶべき普遍的価値があるのではと感じます。 さらに企業に於いても倫理はとても大事なテーマで、この軸がしっかりしていると、ブレずに正しいと思える活動を萎縮えずにできるのだなという事を学んでいます。

Qs世界大学ランキング2022

Image
QS World University Rankings 2022 。 オックスフォードは今年2位で、昨年の5位から上昇。シンガポールが強く、シンガポール国立大学(NUS)が11位、南洋工科大学(NTU)が12位。日本からは東京大学が23位、京都大学が33位、東京工業大学が56位、大阪大学が75位、東北大学が 82位となっています。

企業カルチャー

Image
  企業カルチャーはすごくクリティカルてすね。商社などは敢えて新入社員にまでガンガン権限委譲すれば無茶苦茶活力が出て最高の職場になって、ものすごく人が育つのではと思っておりました。

国家はなぜ衰退するのか

Image
邦訳 『 国家はなぜ衰退するのか 』繁栄と衰退は イノベーションを産む政治経済体制と組織があるか否かに因る。搾取する国や組織は滅びる。 “Nations fail today because their extractive economic institutions do not create incentives needed for people to save, invest and innovate.“ 自由にトライアル&エラーを促すインセンティブが繁栄の鍵。日本の明治維新は世界の中でも素晴らしいExtractive InstitutionからInclusive Institutionへの体制変更だったが、これを維持しないといつでも搾取体制に戻って衰退してしまう。思うに日本の衰退を止めるのは既得権益による利権支配と官僚による権限支配からの脱却が必要で、端的にいうとこれらの支配エリートによる創造的破壊への恐怖を打破して、官主導ではない自由な学問研究とそれに基づくベンチャー等による民間でのイノベーションを創出続けられる政治経済体制と組織を維持発展できるかどうかにかかっている。