説得の科学

リーダシップを発揮し人間社会で何か物事を成し遂げる為には、最後は人を動かせるかどうかにかかってくる。人をその気にさせる説得の科学(Science of Persuasion)についての動画が勉強になる。人間の意思決定は以下の6つのショートカットに影響される為、これを上手く活用すると説得ができてしまう。


  1. Reciprocity(互恵原理):最初に想定外のギブをすることで、人はお返しをしたくなる。)
  2. Scarcity(希少原理):希少な者を人は欲しがる。例えば製品の利点を説明するだけではなく、その独自性を説明し購入しなかった時に失うことを訴求すると人は買ってしまう)
  3. Authority(権威原理):人は権威に弱く、説得に際してはなぜ自分が信用できる知識を持った専門家で権威があるかを相手に伝えることが重要となる。また自分の専門性を他人から人に伝えさせることがとても効果的。
  4. Consistency(一貫性原理):過去との一貫性を人はポジティブに判断する。最初に小さなコミットをさせると、次にそれと一貫性のあるより大きなコミットを人にさせることができる。
  5. Liking(好意原理):人は自分が好意を持つ人に対して同意することを好む。人は自分と似ている人、自分を褒める人、共通のゴールに向けて自分に協力してくれる人に対して好意を抱く。交渉の前に個人情報を交換してお互いの似ていいるところを見つけるとお互いにとってよりよい合意が出来る。相手との類似点を見つけてまずは褒めた後に仕事の話をすると効果的。
  6. Consensus(総意性原理):不確実性が高い時に、人は他人の行動を見て自分の行動を決める。利点を伝えるだけでなく、自分と似た他人が同じ事をしていること伝えるとより効果的に説得されてしまう。
最後は自分と他人の心を如何に操れるかが究極のテクノロジーになるのだと思う。