推論的ジレンマ Get link Facebook X Pinterest Email Other Apps - June 28, 2021 フィリップ・ペティットの言う推論的ジレンマ(Discursive Dilemma)は大変興味深い。人間の集団である組織の目標は、構成する個々人の目標とはいずれも一致せずに異なるものとなり、かつその組織の目標はその決定方法に依存する。 Get link Facebook X Pinterest Email Other Apps
東京大学が官僚から起業家の養成に舵を切る - April 15, 2022 2022年度の東大藤井総長の入学式での 式辞 が衝撃的でした。 日本の官僚を養成する大学として設立された東京大学が、起業家の養成に舵をきるというメッセージが出されたのは、これからの日本という国が大きく変革する歴史的ターミング・ポイントだと思います。 東大関連ベンチャーの支援に向けた取組みを積極的に進め、2030年までにその数を700社にするという目標を掲げています。なぜ、私たちはいま、起業にスポットライトを当てているのでしょうか。 まさにいま、大学や研究機関において開発された先進的な技術を実用化して、企業の利益のみならず、社会における大きな問題の解決に結び付ける、ディープテック型と呼ばれるベンチャーの支援が、強く求められています。 Read more
フェルマーの最終定理の証明 - May 16, 2021 学部在学中にフェルマーの最終定理の証明の発表がありました。ワイルズ教授も学び教えているオックスフォードの数学もいけています。 "Fermat's Last Theorem proof secures mathematics' top prize for Sir Andrew Wiles" 15 MAR 2016 Read more
説得の科学 - November 27, 2021 リーダシップを発揮し人間社会で何か物事を成し遂げる為には、最後は人を動かせるかどうかにかかってくる。人をその気にさせる説得の科学( Science of Persuasion)についての動画が勉強になる。人間の意思決定は以下の6つのショートカットに影響される為、これを上手く活用すると説得ができてしまう。 Reciprocity(互恵原理):最初に想定外のギブをすることで、人はお返しをしたくなる。) Scarcity(希少原理):希少な者を人は欲しがる。例えば製品の利点を説明するだけではなく、その独自性を説明し購入しなかった時に失うことを訴求すると人は買ってしまう) Authority(権威原理):人は権威に弱く、説得に際してはなぜ自分が信用できる知識を持った専門家で権威があるかを相手に伝えることが重要となる。また自分の専門性を他人から人に伝えさせることがとても効果的。 Consistency(一貫性原理):過去との一貫性を人はポジティブに判断する。最初に小さなコミットをさせると、次にそれと一貫性のあるより大きなコミットを人にさせることができる。 Liking(好意原理):人は自分が好意を持つ人に対して同意することを好む。人は自分と似ている人、自分を褒める人、共通のゴールに向けて自分に協力してくれる人に対して好意を抱く。交渉の前に個人情報を交換してお互いの似ていいるところを見つけるとお互いにとってよりよい合意が出来る。相手との類似点を見つけてまずは褒めた後に仕事の話をすると効果的。 Consensus(総意性原理):不確実性が高い時に、人は他人の行動を見て自分の行動を決める。利点を伝えるだけでなく、自分と似た他人が同じ事をしていること伝えるとより効果的に説得されてしまう。 最後は自分と他人の心を如何に操れるかが究極のテクノロジーになるのだと思う。 Read more
学部と大学院 - July 31, 2021 オックスフォード大学が世界一の理由を知ってる? オックスフォードでも学部と大学院は大分事なり、昔は自国生中心の学部至上主義で、大学院は少数のドクターを除き外国人に箔付け用学位を1年で発行するというビジネスモデルだった気がします。今は大学院生の数も存在感も上がってきて相当変質しており、それも伴って5年連続世界一になっているのだと思います。歴史がありながらも変化し続けれる事が最大の強みでしょう。 経験しないと伝わらないと思いますが、学部の教育の特徴はチュートリアルであり、ビジネススクールの教授陣を見てても、オックスフォードの学部出身者はそれ以外の教授とDistinctiveに違う特徴を感じます。 「オックスフォードで人文系科目を専攻する学生は大概、ほとんど講義を取らず、ほとんど講義に出席もしない」、「その代わりに、学生はほとんどの時間を、専門のチューターとの週一、1時間の個別指導「チュートリアル」に向けた準備の独学に費やす。だからオックスフォードの学生は知識を「導かれる」というより「案内」されるのだ。」 チュートリアルのない大学院の授業を受けていて、学部のチュートリアルは本当に贅沢な教育機会だったのだなと痛感してます。ビジネススクールは70名強が今はハイブリットで講義を受けてますが、大人数でのディスカションには限界もあり、途中でブレークアウトしてグループディスカション等ありますが学生同士だけ。専門家と少人数でディスカションする事との比較にはならない。それに対し学部のチュートリアルは独学を案内してくれるという手間のかかる贅沢な教育でした。 ビジネススクールは人数が多いので工場のような印象ですが、カレッジは家に相当します。学部でのチュートリアルはカレッジで行われるので家への帰属意識が強いですが、大学院だとカレッジでの教育がなく特にビジネススクールはカレッジの歴史やディナーをマーケティング目的でアピールしますが、実際にはカレッジとの関わりを持つ余裕が殆どない印象があります。 大学院でも、学部生の習性もあってか、ありきたりの講義やハーバードのケースとかは個人的には全くつまらず苦痛すら感じてしまい、唯一嬉しいのは独自の深い洞察から学問やテーマに関する興味や探究心を掻き立てる気付きを与えてくれる先生です。そのような先生はオックスフォード学部出身者が多い気がしますが、その気付き... Read more
人類がつくった人工物の総量が地球上の生物量を上回るという転換点 - February 18, 2022 人間がつくった「人工物」の総量は、こうして地球上の生物量を上回った (WIRED2020年12月記事)。 人工物をリサイクルしないと人類は滅びますね。 <記事のまとめ> 2020年かその前後2〜3年の間に、生物と人工物という2種類の物質の総量が逆転する転換点を迎える。 人間が生み出した人工物(人為起源物質)の総量が約1兆1,000億トンに達し、地球上の生物の量を上回った(『Nature』21年12月9日論文)。 生物量(水分を除いた乾燥重量)には、植物、動物、微生物など、生きているあらゆる有機体の重量が含まれる。 20世紀初頭には人工物の量は生物量の3パーセントにすぎず、この100年余りの間に急激に増加、年間300億トンずつ生産されている推算。 生産量が急激に増えただけではない。使用価値がなくなったものは、再利用可能でない限り、ただ廃棄されるようになったのである。言い換えれば、そうした人工物が蓄積されていく一方で、人間は自然界の生物を着々と消滅させ、いまや両者がほぼ同量になってしまったのだ。 このペースが続けば、20年後には人工物量が生物量の3倍近くに達する。 人工物の大部分を占めるのが建築資材。コンクリートを筆頭に、砂利などの骨材を含む建築資材が第2次世界大戦後に急増し、人工物のほとんどを占める(地球全体の数字)。 世界各地で生活水潤上がり、スマートフォンからクルマまで、さまざまなモノをどんどん買うように。使われているものと廃棄されたもの、リサイクルされたものを含め、プラスティックの量だけでも80億トンにのぼる。これは地球上にいる動物の総重量の2倍にあたる。 映画マトリックスでは、人間はある場所にやってくると増殖を繰り返し、ついには「あらゆる天然資源を使い尽くしてしまう」。つまり、ウイルスみたいなもの。 人工物のこうした急激な増加は持続できるものではない。どこまでくれば限界なのか正確にはわかっていない。 人類は弱毒化するのだろうか? Read more